[カイロ 5日 ロイター] - エジプトは5日、欧州とアジアを結ぶ最短航路であるスエズ運河の拡張計画を発表した。
スエズ運河当局トップのマミシュ氏は、既存の運河(全長163キロメートル)に平行する形で、72キロメートルの運河を建設する計画を発表した。
費用は約40億ドルで、5年以内の完成を計画している。
35キロメートルは既存運河に平行して掘削。残りの37キロメートルは既存運河を拡張する計画という。
エジプト軍が建設工事を監督し、国内の最大20社が建設プロジェクトに参加できる。
スエズ運河の通航料収入は毎年約50億ドルで、2011年以降観光収入や外資投資が落ち込んでいるエジプトの貴重な外貨収入源となっている。
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