for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

世界の原油供給、各地の紛争にもかかわらず順調=IEA

[ロンドン 12日 ロイター] - 国際エネルギー機関 (IEA)は12日公表した月報で、北米での原油増産で世界の石油需給は改善しており、産油国近隣で起きている紛争により原油価格が急上昇する可能性は低いとの見方を示した。

IEA月報によると、主要産油国の一部では「従来にないほどリスクが高まっている」が、原油供給は潤沢。アトランティック・ベイスン(西半球と西アフリカ)では、生産過剰の話まで出ているとしている。

イラク、イラン、ナイジェリアの減産をサウジアラビアとリビアの増産が相殺し、石油輸出国機構(OPEC)の7月原油生産は5カ月ぶりの高水準を記録した。

「ロシアの石油セクターに対する米国、欧州連合の制裁も石油市場に大きなインパクトを与えていない。今後も短期的には石油供給に大きな影響はないというのが業界の一致した見方であり、中期的な影響があるかも疑問だ」とIEA月報は指摘している。

6月から7月にかけての原油相場は下落しつつも、将来の供給不安から神経質な展開が続いている。北海ブレント先物LCOc1は12日現在、1バレル104ドルを下回る水準での取引。6月には115ドル超まで上昇していた。

IEA月報は「主要産油国の一部での地政学的リスクはかつてないほど高くなっているが、下半期に予測される世界石油需要の増加分はOPECの増産で吸収できるという見方が、市場では一般的だ」としている。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up