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原油先物は続伸、米の備蓄補充計画やカナダ森林火災で

アジア時間の原油先物は続伸。米国の戦略石油備蓄(SPR)補充計画やカナダの森林火災を受けた供給懸念が相場を支えている。写真は2019年11月、テキサス州ラビング郡で撮影(2023年 ロイター/Angus Mordant)

[東京 16日 ロイター] - アジア時間の原油先物は続伸。米国の戦略石油備蓄(SPR)補充計画やカナダの森林火災を受けた供給懸念が相場を支えている。

0043GMT(日本時間午前9時43分)時点で北海ブレント先物は0.31ドル(0.4%)高の1バレル=75.54ドル。米WTI先物は0.27ドル(0.4%)高の71.38ドル。

米エネルギー省は15日、SPR補充用に8月受け渡しの原油300万バレルを購入する方針を示し、取引相手となる企業に対して今月末までに価格を提示するよう要請した。

フジトミ証券のアナリスト、田澤利貴氏は、WTIが70ドル付近かそれを下回る水準に下落すれば米国のSPR補充用の購入が続くとの見方が相場を押し上げたと指摘。最近の急速な値下がりを受けた一部投資家の買いも上昇要因とした。

カナダの森林火災を背景とした供給懸念も支援材料となっている。同国アルバータ州で発生した森林火災では一時3万人以上が避難。エネルギー生産は石油換算で少なくとも日量31万9000バレル(国内生産量の3.7%に相当)に影響が出ている。

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