[ニューヨーク 25日 ロイター] 25日の米国株式市場で、石油大手エクソンモービルXOM.Nの時価総額がアップルAAPL.Oを抜き、2012年1月以来およそ1年ぶりに首位を奪還した。
午後の取引でアップル株は2.7%安の約438ドル、エクソン株は0.3%高の91.59ドルをつけた。この時点の時価総額はアップルが約4114億ドル、エクソンが4176億ドルとなり、首位が逆転した。
アップルの時価総額は、株価が過去最高値をつけた昨年9月以降、約2500億ドル減少している。これはグーグルGOOG.Oの時価総額にほぼ匹敵する規模。
アップル株は前日、市場予想を下回る売上高となった10─12月期決算を嫌気して寄り付きから売りが先行し、12.4%急落して取引を終了。下落率は2008年9月下旬以来の大きさとなった。
フォート・ピット・キャピタル・グループのシニア株式調査アナリスト、キム・フォレスト氏は、アップルは「明らかにモメンタム銘柄」と指摘。「株価上昇を支えてきたデータが途絶えたとたん、上昇の波に乗ってきた投資家は売りに回るため、株価は急落する」と指摘した。
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