[ローマ 4日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が4日発表した6月の世界食料価格指数は平均211.3ポイントとなり、前月の213.2から1%低下した。供給見通しが改善したことが要因。
乳製品、砂糖、穀物、食用油の価格が下落した。
FAOのシニアエコノミスト、アブドルレザ・アバッシアン氏は、「収穫高の見通しは先月よりもさらに良くなり、需要は落ち着いている。これからの時季は価格が下落し、トウモロコシをはじめ在庫が再構築されているため価格はより安定するだろう」と述べた。
食料価格指数は、穀物や油糧種子、乳製品、食肉、砂糖のバスケット価格の月間変動を示す。
乳製品価格が4%下落したことに加え、砂糖は3%、穀物価格が約1%、それぞれ下落した。食用油の価格は6カ月ぶりの低水準となった。
農業市場情報システム(AMIS)と共同で出している2013/14年の世界の小麦生産予想については200万トン上方修正し、7億0400万トンとした。トウモロコシ生産予想は9億7200万トンと、9億6300万トンから引き上げた。
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