[ミンスク/モスクワ 26日 ロイター] - ベラルーシは26日、ロシアの肥料大手ウラルカリURKA.MMのウラディスラフ・バウムガートナー最高経営責任者(CEO)を拘束した。
ウラルカリは7月、ベラルーシのベラルーシカリとの間で設立した合弁事業、ベラルーシ・ポタッシュ・カンパニー(BPC)から撤退する意向を表明。
ベラルーシ当局者によると、バウムガートナーCEOには、ウラルカリの合弁解消の決定にあたり、職権乱用などの疑いが持たれている。
ロシア企業の幹部がベラルーシで拘束されるのは今回が初めて。
ウラルカリは、バウムガートナーCEOをはじめ、幹部による不正行為はないと主張している。
ロシアのシュワロフ第一副首相は記者団に「常軌を逸している」と批判。CEO拘束は「奇妙かつ不適切で、パートーナーシップの名にふさわしくない」との考えを示した。
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