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米国と同盟国、アサド大統領命令の証拠つかめず

8月29日、米国と同盟国は、シリアのアサド大統領自身が化学兵器使用を命令したかどうかは証明できないとの見解を示している。写真は化学兵器による攻撃があったとされるダマスカス郊外の現場で証拠収集の準備をする国連の専門家。同日撮影(2013年 ロイター/Bassam Khabieh)

[ワシントン 29日 ロイター] - 米国と同盟国は、シリアのアサド政権がほぼ確実に8月21日に首都ダマスカス近郊で化学兵器を使用したと見ているものの、アサド大統領自身が使用を命令したかどうかは証明できないとの見解を示している。米安全保障当局者の話で29日、明らかになった。

シリアの化学兵器使用疑惑に関する機密情報や、未公表の報告書などによると、米当局はシリア政府軍が化学兵器による攻撃を行ったと強く確信。アサド政権側に責任があるとの見方を示している。

ただ、米当局はアサド大統領自身が化学兵器の使用を命令したかどうかを示す証拠は得られていないという。

米安全保障当局、および米国の同盟国政府に近い筋によると、化学兵器を使用するとの決断は、シリア政府高官ではなく、戦闘現場の司令官が下した可能性がある。

米諜報当局は、戦闘現場と中央司令部との間の通信を傍受。ただ関係筋は、この通信記録からも、アサド大統領、もしくは直接の部下が化学兵器の使用を指示したことは明確に証明できないとしている。

米国の有識者は神経ガスの一種であるサリンが使用されたとの見方を示しているが、関係筋によると、サリンの使用を科学的に裏付ける作業はまだ終わっていない。

シリアの化学兵器使用疑惑について、ケリー国務長官、ヘーゲル国防長官のほか、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)やクラッパー国家情報長官らがこの日、米東部時間午後6時(日本時間30日午前7時)に議会幹部らに対し、ブリーフィングを行う。

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