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ロシア与党が得票水増しか、「最も不正に満ちた選挙」の声も

 12月6日、ロシアの下院選で、与党「統一ロシア」が得票の水増しを試みた不正行為があったとの報告が相次いでいる。写真はメドベージェフ大統領。5日撮影(2011年 ロイター/Mikhail Klimentyev/RIA Novosti/Kremlin)

[モスクワ 5日 ロイター] プーチン首相率いる与党「統一ロシア」が過半数となる238議席を獲得したロシアの下院選(定数450)で、与党が得票の水増しを試みた不正行為があったとの報告が相次いでいる。

モスクワ南方トゥーラで投開票を担当した共産党員のオルガ・ラザレバさんは、投票が実施された4日に外出しようとしたところ、家のドアが開かないように細工されていたことに気が付いた。親戚にドアをこじ開けてもらい投票所に向かうことができたものの、ラザレバさんは、他の選挙管理委員がラザレバさんの到着前に統一ロシアへの票を不正に投じようとして、ドアに細工をしたと考えている。

ラザレバさんは1990年から選挙管理委員を務めているが、「今回の選挙では前例のない不正行為があった」と指摘。同様に投票所への到着の妨害などを受けた共産党員が他にも4人いると述べた。

ラザレバさんが担当した投票所では不正行為は確認されなかったが、トゥーラの共産党幹部は、明らかに同一人物によって書かれた票が50─60も確認された投票所があったと明らかにした。

得票率が約20%となった共産党のジュガーノフ委員長は、今回の下院選は1991年のソビエト連邦崩壊後、最も不正に満ちた選挙だったと批判。共産党は、中央選挙管理委員会が発表した結果を上回る票を実際には得ていたと主張し、法的措置も辞さない構えも示した。また自由民主党も選挙で不正行為があったとしている。

今回の選挙をめぐっては、欧州の監視団も、統一ロシアの得票を目的とした意図的な操作が行われていたと発表。米ホワイトハウスの報道官も、米政府は選挙運営に「深刻な懸念」を抱いていると述べた。

これに対し、メドベージェフ大統領は、選挙は「公平かつ正当で、民主的に」実施されたと主張している。

中央選挙管理委員会の集計によると、統一ロシアは今回の選挙で、過半数は維持したものの、現有の315から238に大幅に議席を減らし、国民の「プーチン体制」への不満や飽きが浮き彫りになった。

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