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仏ユダヤ人学校襲撃事件、先週の兵士射殺と同一犯か

3月20日、フランス南西部トゥールーズで19日にユダヤ人学校の教師1人と子ども3人が殺害された事件で使用された銃が、先週発生した2件の兵士射殺事件で使われていたものと同じだったことが分かった。写真は19日、現場検証する地元警察(2012年 ロイター/Jean-Philippe Arles)

[トゥールーズ(フランス)/ニューヨーク 20日 ロイター] フランス南西部トゥールーズで19日にユダヤ人学校の教師1人と子ども3人が殺害された事件で使用された銃が、先週発生した2件の兵士射殺事件で使われていたものと同じだったことが20日分かった。

警察は同一犯の可能性があるとして、100人以上の人員を投入し犯人の行方を追っている。

一連の事件で使われていたのは、オートマチックのハンドガン。警察は詳細は明らかにしなかったものの、犯人は射撃の訓練を受けた人物である可能性が高いとみている。

ユダヤ人団体代表評議会(CRIF)によると、学校に設置されていた監視カメラの映像には、犯人が至近距離で子どもの頭に発砲し、その後バイクで逃走する様子が映っていたという。バイクはヤマハ製で、そのナンバープレートから昨年5月に購入されたものだということも判明している。

犯人の顔はヘルメットで見えない状態だったが、目撃者がフランスのテレビに語ったところによると、顔にタトゥーが入っているのが見えたという。

この事件を受けて、サルコジ仏大統領は同地域のテロ警戒レベルを最高に引き上げた。同大統領は19日、「反ユダヤ主義な動機に基づいている」と犯行を非難した。

一方、140万人以上のユダヤ人が住む米ニューヨークでも19日、ユダヤ教関連施設など40カ所以上で警備を強化。ケリー市警本部長は「模倣犯が現れないか懸念を抱いている」と警戒感を募らせた。

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