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アフガン女性を公開処刑、タリバン関与否定も非難相次ぐ

7月8日、アフガニスタンのパルワン州チャリカールで、不倫を疑われた女性が公開射殺されていたことが分かった。写真はロイターが入手した映像から(2012年 ロイター)

[チャリカール(アフガニスタン) 8日 ロイター] アフガニスタンの首都カブール北方パルワン州チャリカールで、不倫を疑われた女性が公開射殺されていたことが、ロイターが入手した映像で分かった。

3分間の映像では、小高い丘に集まった男性約150人が見守る中、男がショールをかぶった女性を至近距離から繰り返し銃撃。処刑を見届けた男性たちが、実行者を称賛する様子が映し出されている。

州政府は処刑が8日前に行われたとし、反政府武装勢力タリバンの犯行だと非難。一方、タリバンの報道官は「本件に関する作戦の最新情報はない」として、処刑への関与を否定している。

今回の事件について、内務省は「タリバンによるアフガン国民への残虐行為だ」と主張。同国に駐留する北大西洋条約機構(NATO)軍のジョン・アレン司令官(米軍)も、「言葉では言い表せない残虐行為」と断じた。

また、地元住民からの怒りの声も絶えず、42歳の男性は「必ず報復する。彼らの残虐性と非人道的行為が、タリバンを憎む最たる理由だ」と語気を強め、30歳の男性は「タリバンは恐怖を作り出し、テロを通して支配しようとしている」と批判した。

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