[サンフランシスコ 11日 ロイター] 米カリフォルニア州サンバーナーディーノ市(人口21万人)議会は10日遅く、市が連邦破産法9条の適用を申請することを決定した。
カリフォルニア州では先月以降、ストックトン市(人口約30万人)、マンモスレイクス町(人口約8000人)が相次いで破産法の適用を申請しており、自治体の破綻はこれで3件目となる。
サンバーナーディーノ市の破綻は事前に予想されていなかった。同市検事は前日、財務報告が長年にわたって偽造されていた可能性があると指摘していたが、この日は「意図的な犯罪行為があったかは不明」と発言。同市市長は「財務分析がずさん」だった可能性があるとの見解を示した。
同市では住宅バブル崩壊で収入が急減。市場ではカリフォルニア州で今後も自治体破綻が相次ぐのではないかとの懸念が浮上している。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」