[アンマン 8日 ロイター] シリアの反体制派グループは8日、首都ダマスカス郊外で、同国国防省のアドバイザーを務めていたロシア軍幹部を殺害したと明らかにした。
反体制派のグループ「Hawks Special Operations Battalion」はロイターに送ったビデオ声明で、ダマスカス郊外のゴータで、ロシア軍のVladimir Petrovich Kochyev氏を殺害したと発表。また、シリア軍に関する文書を大量に入手したと明らかにした。ビデオでは、シリア軍が発行した同氏のIDとして、コピーを見せている。
殺害日時は明らかにされていないが、同グループと関係のある反体制派の幹部は、Kochyev氏が約2週間前に殺害されたと述べた。
同グループは、先月にダマスカスで発生したラジハ国防相とアサド大統領の義兄のシャウカト副国防相、トルクマニ元国防相らが殺害された事件でも犯行声明を出している。
ロシア当局からのコメントは現時点では得られていない。
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