[アブダビ 4日 ロイター] 国営サウジ通信は4日、サウジアラビアの首都リヤドで、同国人1人がSARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスに似た新型ウイルスに感染したと報じた。容体は既に回復しているという。
この新種のコロナウイルスをめぐっては、サウジで60歳の男性が今年死亡したほか、同国を訪問したカタール人男性も感染が確認されており、今回のケースが3例目。
サウジアラビア保健省は、患者について「適切な治療を受け、回復した」と説明。また、この患者がこれまでリヤドから離れたことがないとも明らかにした。
世界保健機関(WHO)は9月、新型ウイルスについての国際的な警戒を呼び掛けたが、その後、ヒトからヒトには容易に感染しないとの見方を示した。
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