[ワシントン/カブール 18日 ロイター] - アフガニスタンの反政府武装勢力のタリバンは18日、カタールの首都ドーハに対外交渉の窓口となる連絡事務所を開設した。米当局者も同日、アフガンでの和平に向けてタリバン側と今週協議を行うことを明らかにした。
また、アフガン高官によると、タリバンはアフガン政府とも和平交渉を行う意向を示しているという。タリバンはこれまで、同国政府が米国やアフガンに駐留する北大西洋条約機構(NATO)加盟国の操り人形だとして、交渉を拒否してきた。
米当局者は、タリバンとの協議がカルザイ政権とタリバンとの初の和平交渉実現につながることに期待を表明。オバマ大統領も英国・北アイルランドで開かれたG8首脳会議後に「和平に向けた重要な一歩だ」と語った。
NATOが主導する国際治安支援部隊(ISAF)は、2014年末にアフガンから部隊を撤退させる計画。
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