[ボルドー(フランス) 7日 ロイター] - フランスの司法当局は7日、2007年の大統領選をめぐるサルコジ前大統領(58)への違法献金疑惑で、サルコジ氏を不起訴とする決定を下した。
今回の決定は、保守派から17年の大統領選への出馬待望論が高まっているサルコジ氏にとって、政界復帰を後押しする形となった。同氏はフェイスブックで支持者に謝意を伝えた。
疑惑の内容は、サルコジ氏が判断能力が低下していたとされる化粧品大手ロレアルの大株主リリアン・ベタンクール氏の弱みにつけ込んで、不正に資金を受け取ったというもの。同氏は一貫して容疑を否認していた。
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