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NZ、融資規制による住宅市場抑制で早期利上げ回避も=中銀

[ウェリントン 15日 ロイター] - ニュージーランド準備銀行(RBNZ、中央銀行)のグラント・スペンサー副総裁は15日、ローン資産価値比率(LVR)の高い住宅ローンに対する新規制により、利上げの必要性が減り、通貨の上昇圧力が収まる可能性があるとの見方を示した。

RBNZは同国最大の都市、オークランドとクライストチャーチにおける住宅価格の記録的な上昇を沈静化させるため、10月1日から銀行に対するLVR規制を開始。銀行は、抵当が不動産価値の20%以下にとどまる、LVRの高い住宅ローンを融資全体の10%以下に制限することが義務付けられた。

中銀は住宅市場の過熱がインフレ率を上昇させ、2014年半ばという予想よりも早期に金利を積極的に引き上げなくてはならない状況になることを懸念している。

副総裁はオークランドでの講演で「LVR規制はわが国のシステマティックなリスクが増えることを抑える目的がある」と説明。「潜在的に利上げ幅を減らすとともに、今後必要になる為替レートの圧力を減らすことになる。さらに、銀行のバランスシートのリスクを減らすことも見込める」と述べた。

ニュージーランド不動産協会(REINZ)の調べによると、9月までの1年間で同国の住宅価格は9.8%上昇した。オークランドでは17.5%、2011年の地震により打撃を受け復興の進むクライストチャーチでは11.4%の上昇となっている。

2001―07年の前回の住宅ブーム時には住宅平均価格は2倍に急上昇し、RBNZは政策金利であるキャッシュレートを計350ベーシスポイント(bp)引き上げ8.25%とした。

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