for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

中国、ネットによる陳情受付システムを推進へ

[北京 28日 ロイター] -中国の陳情受付・処理機関である国家信訪局は28日、インターネットで陳情を受け付けるシステムを推進すると発表した。

陳情窓口の周辺では、不満を訴える民衆と陳情を阻止しようとする当局関係者との間で衝突がしばしば発生することから、政府は直接の訴えよりもネットを通じた陳情を促すことで混乱の回避を目指す。

同局の張恩璽・副局長は「このシステムにより、事案処理が人民の監視の下に置かれることになる」と述べ、民衆がシステムを使って自身の陳情の扱いを確認し、評価することが可能になるとの認識を示した。

中国では一般庶民に裁判制度のなじみが薄いため、民衆は陳情を通じて地方官僚の汚職や土地収用などに関する不満を訴え、目的が達せられなければ北京に出向き、中央政府に直接訴えることもある。この際、中央政府に問題を知られたくない地方政府が民衆の陳情を妨害し、陳情者を強制的に帰郷させたり、「黒監獄」と呼ばれる違法な拘束施設に監禁し、暴行や虐待を与えたりしているとして、国際的に非難の声が上がっている。

研究によると、陳情で解決する事案件数は少なく、一部の陳情者は強硬な手段に訴えることもある。7月には、陳情を通じた問題解決手続きに不満を抱いた男が北京の空港で爆発事件を起こした。

張副局長らは、受け付けた陳情のうち解決できた件数の割合を公表せず、今年1─10月における全体の陳情件数が前年同期比で2.1%減少したと公表。ただ、それでも全体の陳情件数は600万件を上回っている。

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up