[ブラジリア 17日 ロイター] -ブラジルでの米国家安全保障局(NSA)の監視活動について同国議会が進める捜査に協力する意向を示したNSA元契約職員のエドワード・スノーデン容疑者について、ブラジル政府は17日、亡命を認めることは検討していないと明らかにした。
ブラジル外務省のスポークスマンは、同国政府はスノーデン容疑者が6月にモスクワに到着して以来、同容疑者から正式な亡命申請を受けていないと説明。正式な申請がない場合は亡命は検討されない、と語った。
これに先立ち、17日付の現地紙フォリャ・ジ・サンパウロはスノーデン容疑者がブラジル国民に宛てた公開書簡を掲載。同容疑者はこの中で、ブラジルでのNSAの監視活動に関する同国の捜査に協力する意向を示していた。
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