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焦点:フロリダ州の下院補欠選はオバマケア争点、中間選挙の前哨戦に

[インディアン・ロックス・ビーチ(米フロリダ州) 25日 ロイター] -今年11月4日の米中間選挙を控え、3月11日に実施されるフロリダ州の連邦下院議員補欠選挙に注目が集まっている。

医療保険制度改革法(オバマケア)をめぐり、共和党の攻撃が有権者の投票行動にどのような影響を及ぼすか見極められるためだ。

民主党が多数派となるには中間選挙で現有議席を17議席増やす必要がある。ビル・ヤング議員(共和党)の死去に伴う今回の補欠選挙の結果は、議会の勢力構成に劇的な変化をもたらすことはないものの、共和党のデビッド・ジョリー氏(41)と民主党のアレックス・シンク氏(65)との間で繰り広げられている選挙戦は中間選挙の行方を占うものとされている。

そのため、選挙戦は過熱。選挙区となるセントピーターズバーグ地域にはここ数週間で、オバマケアを攻撃、もしくは擁護する候補者や利益団体により500万ドルを超えるテレビ・ラジオ広告などが投入されている。補欠選挙で勝利しても、候補者は再び11月の中間選挙に出馬しなければならないにもかかわらずだ。

州最高財務責任者(CFO)を務めていたシンク氏は2010年の州知事選に出馬し、僅差で敗れた経験がある。補欠選挙で勝利すれば、中間選挙に向けてオバマケアに対する共和党の攻撃を和らげることにつながるとみられる。

半面、故ヤング氏の側近だったジョリー氏が勝利すれば、共和党が勢いづき、オバマケアへの攻撃が強まるだろう。

2012年の大統領選では、オバマ大統領が僅差でこの選挙区を制している。

サウス・フロリダ大学のスーザン・マクマナス教授(政治学)は「われわれは今年の試験場だ」と指摘。「(民主党も共和党も)双方が、自身のメッセージが有権者にどのように受け止められるか非常に注視している」と述べた。

<大統領の支持率は50%割れ>

オバマ大統領とオバマケアに対する支持率が50%を下回る中、ジョリー氏と共和党はシンク氏と大統領を結び付け、コスト高で雇用を損ない、医療保険をめぐる多くの米国人の選択肢を奪っているとするオバマケアをシンク氏が支持していると訴え、攻勢を強めている。

一方、シンク氏は、ワシントンにおけるジョリー氏のロビイストとしての活動を攻撃しているほか、草の根保守運動「ティーパーティー(茶会)」とジョリー氏を結び付け、年金向け支出を脅かす過激主義者だと反撃している。米国における退職後の安息地の1つとされるフロリダ州では効果的な非難だ。

地元紙タンパ・ベイ・タイムズの最近の世論調査によると、両候補者の支持者のうち、いずれも3分の2以上は、支持を決めるに当たってオバマケアが重要な要素になったと答えている。

(John Whitesides記者 翻訳:川上健一 編集:内田慎一)

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