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EU、ロシアの欧州向けガスパイプラインに関する協議を中断

[フランクフルト/ブリュッセル 10日 ロイター] -ロシアがウクライナのクリミア半島への実効支配を強める中、ロシア産天然ガスを欧州に輸送する2つのパイプラインに打撃を与えるような欧州連合(EU)の動きが10日にあった。ロシアとEUの関係は、政治面だけでなくエネルギー面でも冷え込みつつある。

10日付の独ウェルト紙によると、EUの欧州委員会のエッティンガー委員(エネルギー担当)は、ロシア産天然ガスを黒海経由で欧州に輸送するパイプライン「サウスストリーム」について、ロシアとの協議を中断すると表明した。

ロシアは「サウスストリーム」を既に起工し、2018年までに欧州の年間ガス需要の最大15%を供給する計画。ただ、このパイプラインは、EUの法律に準拠するためいくつかの承認が依然必要。

ウェルト紙によると、エッティンガー委員は「サウスストリームなどのパイプラインに関する協議は当面急がない。延期される」と述べた。

また、既に稼働している「ノルドストリーム」についても、打撃となるような動きがあった。

「ノルドストリーム」はウクライナを経由せず、バルト海の海底経由でロシア産ガスをドイツに輸送しているが、さほど使用されていない。

ロシアは、EUがドイツ北東部とチェコを結び「ノルドストリーム」と連携している「オパールパイプライン」へのアクセスをEUが認めれば、供給量を増やすことができると主張している。

ロシアのプーチン大統領は1月、欧州委員会が「オパールパイプライン」へのロシアのアクセスを認めた、と明らかにした。

欧州委員会の報道官は10日、この日予定されていたロシアのオパールアクセスに関する決定について、技術的な問題を理由に延期したことを明らかにした。

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