[8日 ロイター] - 世界銀行は8日、世界経済見通しを公表し、2019年の世界経済の成長率が2.9%と、18年の3%から減速するとの見通しを示した。貿易摩擦や世界貿易の減速を理由に挙げた。
世銀のクリスタリナ・ゲオルギエバ最高経営責任者(CEO)は報告書で、「2018年初めの世界経済はエンジン全開だったが、同年中に失速した。今後1年はさらに困難となる可能性がある」と指摘した。
世銀は米経済の成長が18年の2.9%から19年は2.5%に減速すると予想。中国は18年の6.5%から6.2%に減速する見通しとした。
新興国経済の19年の成長率は4.2%、先進国は2%と予想した。
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