May 8, 2019 / 12:31 AM / 15 days ago

WRAPUP 1-イランが核合意違反なら制裁再開も、仏政府が示唆

[パリ/バグダッド 7日 ロイター] - 仏大統領府の関係者は7日、イランが2015年の核合意に基づく義務履行の一部を停止する見通しとなったことを受け、合意事項に違反すれば再び国際的な制裁を科す可能性があると明らかにした。

イラン国家安全保障最高評議会(SNSC)は7日、米国が空母打撃群を中東に派遣すると発表したことについて、「心理戦だ」と一蹴した上で、核合意の合意事項の一部を後退させる計画を近く発表するとした。8日は米国がイラン核合意から離脱してから1周年となる。

一方、ポンペオ米国務長官は7日、イランの隣国であるイラクを電撃訪問し、アブドルマハディ首相と会談した。

訪問に先立ちポンペオ氏は記者団に「イランによる活動の激化を示す情報がこれまであった。バグダットでイラクの指導者と会談し、イラクが独立した主権国であり続けるための取り組みを継続する用意があると伝える」と述べた。

イランが核合意の一部を後退させる計画を発表する見通しであることについてポンペオ氏は、決定内容を見極めたいと語った。

トランプ米政権は核合意離脱後に対イラン制裁を再開し、強化してきた。イラン産原油を輸入する諸国には全面停止しなければ米制裁の対象になると警告している。

イランは米国の離脱後も核合意を順守してきた。核合意に参加する米同盟国の英仏独は米国の離脱に反対し、米制裁の経済面での影響を抑える道筋を模索したが、実を結ばなかった。

イランのメディアは、イラン政府が8日に核合意に参加する英仏独とロシア、中国に書簡を送り、「義務を軽減する」ための詳細な計画を示すと報じた。

イランの国営メディアによると、イランは核開発計画の一部を再開する見込みだが、合意から離脱する意向はない。

仏大統領府筋は、欧州諸国はイランの対応について詳細を把握していないが、計画が核合意に違反することになればイランに対し再び制裁を科すだろうとした。

同筋は「われわれはイラン政府に対し、われわれは同合意を遂行する決意で、イランの残留を真に求めているというメッセージを送った」と語った。

別の仏政府当局者は、イラン政府が核合意を順守しなかった場合、問題は紛争処理メカニズムを通じて扱われることになり、国連安全保障理事会の制裁再開につながる可能性があるとした。

シャナハン米国防長官代行は6日、「イラン政府軍による確かな脅威」の兆しがあるとして、米空母エーブラハム・リンカーンを中心とする空母打撃群と爆撃部隊の中東への派遣を承認したと明らかにした。

米当局者らによると、B52戦略爆撃機4機が配備されることになるという。ただ、配備機数は変わる可能性がある。

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