February 16, 2015 / 9:07 PM / 5 years ago

ギリシャ支援協議は物別れ、先行き不透明感強まる

[ブリュッセル 16日 ロイター] - ギリシャの支援策を協議するためブリュッセルで16日開催された臨時のユーロ圏財務相会合(ユーログループ)は、ギリシャが国際支援プログラムの6カ月延長を申請するとの提案を拒否し、協議が決裂した。

 2月16日、臨時のユーロ圏財務相会合は協議が決裂した。写真はバルファキス財務相。ブリュッセルで16日撮影(2015年 ロイター/Francois Lenoir)

財務相会合のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は会議後の会見で、ギリシャは今週20日までにプログラムの延長申請を行う必要があるとし、それ以降は受け入れることはできないとの考えを示した。現行プログラムは今月末に期限を迎える。

国際支援なしでギリシャの財政がどの程度持ちこたえられるかをめぐっては、不透明感が強い。欧州中央銀行(ECB)は18日、ギリシャの銀行に対する緊急流動性支援(ELA)を維持するかどうか見直す。ギリシャの銀行からは週間で推計20億ユーロのペースで預金が流出している。3月が期限のギリシャ債の償還も迫っている。

ギリシャのバルファキス財務相は記者会見で、協議が物別れに終わったことについて一時的な停滞と楽観する姿勢を見せ、「欧州は48時間以内に団結し、必要な表現を見つけ出し、実際にやるべき必要なことを実施するため前進できるだろう」と述べた。

ギリシャのバルファキス財務相は欧州委員会からの提案の協議をデイセルブルム議長が拒否したと指摘し、不満を示した。

バルファキス財務相は記者会見で、ギリシャが政策の大きな転換を控える代わりに4─6カ月の融資を得るという欧州委側の「素晴らしい」提案を受け入れる準備ができていたが、デイセルブルム議長がこれとは異なる、「非常に問題のある」提案を行った、と述べた。

デイセルブルム議長が提案した草案には、「現行のプログラム」を延長し、順守するという表現が盛り込まれていた。

欧州委当局者は、異なる案が提示されたとのバルファキス財務相発言を否定。この当局者はバルファキス財務相が別の提案を行ったと言及した欧州委のモスコビシ委員(経済担当)について、デイセルブルム議長案を一貫して支持していた、と明らかにした。

モスコビシ委員は「イデオロギーよりもロジックを優先させるべき」と指摘。

デイセルブルム議長は、追加協議はギリシャが支援を延長するかにかかっているとの見方を示し、「ギリシャがプログラムの延長を求めるのが最善というのが、なおユーログループ内の一般的な意見だ」と述べた。

バルファキス財務相やその他の閣僚はEU経済に関する定例の会合のため、17日はブリュッセルに残る。

会合は深夜まで及ぶとの予想に反し、4時間足らずで終了した。

双方が我慢の限界に近付いているもようで、複数の当局者からは失望や破滅的な結果を懸念する声が漏れた。デイセルブルム議長とバルファキス財務相は、信頼を再構築する必要性に言及した。

ドイツのショイブレ財務相は会合前、財政が軌道に乗るとの確約なしに、ギリシャに追加資金を投入する意欲は欧州にはないと述べていた。

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