[バンガロール/フランクフルト 29日 ロイター] - 共同通信社は29日、ソフトバンク 傘下の米スプリント が検討しているTモバイルUS 買収に関して、親会社のドイツテレコム が容認していると報じた。
報道によると、ソフトバンクの孫正義社長は5月中旬、Tモバイル、ドイツテレコム両社幹部との会談で買収を提案。その際、前向きな反応を得たという。
ドイツテレコムの広報担当者はコメントを控えた。ソフトバンクのコメントは現時点で得られていない。
スプリントは米携帯電話第3位。Tモバイルは第4位で、ドイツテレコムはTモバイルに67%出資している。
ロイターは今月初め、スプリントがTモバイル買収に向けた資金を確保するため、銀行と協議していると報じた。
またドイツテレコムのティム・ヘットゲス最高経営責任者(CEO)は今月15日、米通信業界に関し、いかなる再編の可能性も排除しないとの考えを示している。
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