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為替こうみる:イベントにらみ強いドル、本格上昇は3月末以降か=新生銀 政井氏

[東京 4日 ロイター] - <新生銀行 執行役員市場調査室長 政井貴子氏>

ドルの主要通貨に対する全般的な強さが目立っている。ドル/円も引き締まり気味に推移しており、売りにくい。これは週末に控えた米雇用統計や米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらんだシフトなのだろう。ただ、本格的な上昇局面が到来するのは、3月末以降になると見る。

雇用統計の数字は、天候要因を考慮してもさして悪くないというのがコンセンサスとなっているし、FOMCの声明文から、利上げに「忍耐強く」臨むとする文言が外されるのは既定路線と受け止められている。目先でドル/円は、下がったら買うスタンスでいいだろう。

ただ、まだ日米金利差は十分でなく、ドル/円を買い進めにくい面もある。3月末にかけては、期末のリパトリエーション(資金の本国還流)によるドル売りも出やすく、頭を押さえがちだ。このため当面は、1─2週間かけて50銭ずつレンジを切り上げるといった過熱感なき相場になるのではないか。日本勢のリパトリが収束するのは、3月第三週目ごろからになる。その辺りからドル/円の上昇が加速するかどうかが焦点になるだろう。

今回の米雇用統計、FOMC自体は、コンセンサス通りならドル買いのイベントにはなりそうだ。ただ、すでに織り込みが進んできているだけに、上昇モメンタムが強まるような大きな節目になるとは考えていない。4月発表の数字も含めて3回連続で強い数字となり、その時に新興国市場が崩れないようなら、ドル/円もレベルが引き上がるだろう。

逆に、今回の雇用統計の数字が大幅に弱かったり、FOMCで文言が外されなかった場合、ドル/円は116円台への下落もあり得ると見ている。

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