[ニューヨーク 6日 ロイター] - 6日序盤の米ニューヨーク外為市場では、ドルが対円で上昇。米雇用統計が予想を上回る堅調な内容となったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)が予想よりも早い時期に緩和縮小に着手する可能性があるとの観測が強まった。
11月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が20万3000人増と、市場予想の18万人増を上回る伸びとなった。失業率は7%に低下し、2008年11月以来5年ぶりの水準に改善した。
ドル/円は0.8%高の102.58円。ロイターのデータによると、一時102.89円に上昇した。
ユーロ/ドルは米雇用統計発表後、1.3627ドルに下落。その後は値を戻し、5週間ぶりの高値となる1.3693ドルをつけた。直近では0.1%高の1.3685ドル付近で推移している。
欧州中央銀行(ECB)が前日、近く追加緩和に踏み切る可能性を明示しなかったことがユーロを支えている。
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