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〔外為マーケットアイ〕シティ急落で米銀めぐる懸念強まる、恐怖指数は20%超の上昇

〔外為マーケットアイ〕

 <08:40> シティ急落で米銀めぐる懸念強まる、恐怖指数は20%超の上昇

 前週末海外市場では、シティグループ株C.Nが5%を超える下げとなったことや米株の大幅な下落が、リスク回避のドルと円の上昇手掛かりとして話題となった。

 市場筋によるとシティ株の下げは、30日にCLSAが開催した電話会議で、会計の専門家ロバート・ウィレンズ氏が、第4・四半期にシティが繰延税金資産をめぐり100億ドルの損失を計上する可能性が高いとの見方を示したことがきっかけ。CLSAのアナリスト、マイク・マヨ氏は100億ドルがシティの有形普通株資本の約10%、380億ドルの繰り延べ税金資産の約25%に相当すると指摘した。 「住宅市場の回復は緩やかで、金融機関の追加損失計上の可能性は以前から予想されていたが、足元で他行も同様の状況にあるとの懸念が広がった」(外銀)という。

 30日の米株市場ではS&P金融株指数.GSPFが4.8%下落。投資家の恐怖心理を示すとされるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数).VIXは24%の上昇と、2008年10月以来の上昇率を記録した。

 <08:08> 豪ドル/円は3週間ぶり安値、個人の損失確定売りか

 この日のアジア市場では早朝から円が広範に上昇。株安が進んだ海外市場の流れにCIT破たんのニュースが加わり、調整ムードが強まったことで「個人投資家が(損失確定の円買いに動く)ストップロスを巻き込んだようだ」(外銀)という。早朝からクロス円は全面安で、豪ドル/円AUDJPY=Rは一時79円半ばと3週間ぶり、英ポンド/円GBPJPY=Rは145円後半と2週間ぶり、NZドル/円NZDJPY=Rは63円前半と1カ月ぶり安値をつけた。ドルは一時89.18円まで下落した。

 <07:45> きょうの予想レンジはドル88.80―90.00円付近、下値不安くすぶる

 きょうのドル/円JPY=の予想レンジは88.80―90.00円付近。アジア時間も上値の重い展開が続く見通し。米商業金融大手CITグループCIT.Nの米連邦破産法第11条適用申請は、同社株が1ドルを割り込むなど以前からその可能性が指摘されていただけに、市場では冷静に受け止める声が上がっている。ただ、前週30日から強まってきた米株安などを受けて「調整ムードが強まっている。高値波乱とも言える資産価格の下げがどこまで進むかが、為替相場の調整の深さを左右する」(外銀)との見方が示されている。

 ドルは早朝の取引で一段安。海外安値を下回り一時89.18円まで下落し、10月14日以来2週間半ぶり安値を更新した。

 (東京 2日 ロイター)

 全スポットレート(ロイターデータ)FX=

 アジアスポットレート(同)AFX=

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