April 10, 2018 / 2:33 AM / 14 days ago

中国の習主席、年内の自動車関税引き下げ表明 経済の開放強調

[ボアオ(中国) 10日 ロイター] - 中国の習近平国家主席は10日、海南省で開催中のボアオ・アジアフォーラムで演説し、中国経済の開放をさらに進め、自動車を含む一部製品の輸入関税を年内に引き下げる方針を表明した。悪化する米国との貿易摩擦の鎮静化を図ったとみられている。

 4月10日、中国の習近平国家主席(写真)は、ボアオ・アジアフォーラムで演説し、中国の改革開放は間違いなく成功すると表明した上で、冷戦時代の心理や、ゼロ・サム的な考え方、孤立主義は行き詰まるとの認識を示した。北京で3月撮影(2018年 ロイター/Damir Sagolj)

大半は過去に発表済みの内容で、実施が大幅に遅れているものとの声もあるが、演説を好感して米株価先物やドル、アジア株は上昇した。

習主席は、貿易相手国やトランプ米政権が主張する外国人投資家への市場アクセスの大幅拡大方針を強調。

自動車、造船、航空機部門における外資の出資限度を「可能な限り早期に」引き上げるとし、既に発表済みの金融セクターの開放措置を確実に進めていく意向も示した。

「今年、われわれは自動車の輸入関税を大幅に削減し、同時に一部の他の製品の輸入関税も引き下げる」と述べた。

また、冷戦時代の心理やゼロサム的な考え方、孤立主義は行き詰まるとの認識を示した。

中国は少なくとも2013年から、自動車合弁事業への外資出資規制を緩和し、海外企業による過半数超の株式保有を可能にする方針を示してきた。

米中ビジネス協議会幹部のジェイコブ・パーカー氏は、知的財産権の侵害行為に対する法的抑止力を強化するなどといった主席の発言を歓迎しながらも、具体性に欠けると指摘。「米産業界は長らく滞っていた経済改革の実現を求めているが、今日までの政策は期待を大きく下回るものだった」と述べた。

光大新鴻基のジョナス・ショート氏は、主席が通商面での緊張を和らげる発言をしたことを受け、市場はポジティブに反応したと指摘した。ただ、中国の銀行業界が国内企業によって支配されていることに触れ、「中国が開放するセクターは、明らかな優位性がすでにあるか、完全に支配されている」との見方を示した。

また習主席は、保険セクターの開放加速化にも言及。上海証券報によると、ある政府研究員は主席の演説後、海外投資家が将来、保険会社の経営権を確保したり、100%出資ができるようになる可能性があると指摘した。

*情報を追加しました。

 4月10日、中国の習近平国家主席(写真)は、ボアオ・アジアフォーラムで演説し、中国の改革開放は間違いなく成功すると表明した上で、冷戦時代の心理や、ゼロ・サム的な考え方、孤立主義は行き詰まるとの認識を示した。写真は海南省のボアオで2013年4月撮影(2018年 ロイター/Tyrone Siu)

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