[サンフランシスコ 3日 ロイター] - 米インターネット検索大手ヤフーYHOO.Oのケン・ゴールドマン最高財務責任者(CFO)は、特許や不動産を含め、10億━30億ドル(約1130億━3400億円)相当の非中核資産の売却を検討していると明らかにした。テクノロジー関連の会議で述べた。
戦略的選択肢の検討に向けて設置された委員会は、資産の早期売却を模索しているとし、「特許、土地、不動産そして非中核事業」はすべて売却の対象となり得るとの考えを示した。過去3年におよそ6億ドル相当の特許を売却、またはライセンス供与したとしている。
ヤフーに対しては、中核事業を売却するよう株主や投資家からの圧力が強まっている。一部報道によると、タイムTIME.Nやベライゾン・コミュニケーションズVZ.Nなどが買収に関心を示しているとされる。
ゴールドマンCFOは報道の確認は控えたが、ヤフーの社内委員会は「株主価値向上には何が最善の道なのか検討している」と強調した。
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