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FX子会社の顧客情報流出、ヤフー社長が陳謝「管理・監督強める」
2016年2月2日 / 09:58 / 2年後

FX子会社の顧客情報流出、ヤフー社長が陳謝「管理・監督強める」

[東京 2日 ロイター] - ヤフー(4689.T)の宮坂学社長は2日、2015年4─12月期決算会見で、FX(外国為替証拠金)取引子会社の顧客情報が流出した問題について「ご迷惑をおかけした点について、グループトップとして謝罪を申し上げたい」と陳謝。

 2月2日、ヤフーの宮坂学社長は決算会見で、FX取引子会社の顧客情報が流出した問題について陳謝した。都内で2009年撮影(2016年 ロイター)

「こういったことが起きないよう、管理・監督の役割をしっかり強めていきたい」と述べ、再発防止に向けて管理体制を強化する方針を示した。

ヤフーは同日、FX取引を手掛ける子会社のワイジェイFXの元従業員が顧客情報18万件超を社外に持ち出し、インターネット上で閲覧可能な状態にあったと発表した。持ち出された顧客情報18万5626件のうち、実際に第三者による閲覧があったのは741件で、このうち氏名と取引情報の閲覧が2件、取引情報のみの閲覧が739件あった。今のところ情報が悪用されるなどの被害は確認されていないという。

1月28日に外部からの通報を受けて発覚した。

同社は業績への影響について「現時点では未定だが、重要な影響を及ぼすものではない」とコメントした。

<10━12月期減益も「計画通り」>

ヤフーの2015年4─12月期連結決算(国際会計基準)は、売上高が前年比43.3%増の4452億円、営業利益は同34.7%増の1950億円といずれも過去最高となった。アスクル(2678.T)の連結子会社化が大きく寄与したほか、ディスプレー広告も堅調に推移した。

国内流通総額は4─12月累計で初めて1兆円を突破した。

10─12月期だけをみると、売上高が前年比82.6%増の1964億円、営業利益は同13.7%減の431億円と増収減益となったが、これは販売促進活動を強化したためで、宮坂社長は「従前から申し上げていた通り、下期はEコマース、アプリ、カードの積極的なプロモーションをやるということで、予定通りの増収減益となった」と述べ、計画通りであることを強調した。

10─12月期の販促関連費用は149億円と前年同期の43億円から大きく積み増した。

<米ヤフー問題、「株主にベストな答えを」>

ヤフージャパンをめぐっては、同社発行株の約35%を保有する米ヤフーYHOO.Oの経営再建問題が不安材料として意識されている。これについて、宮坂社長は「具体的なコメントは差し控えるが、お互いの株主にとってベストなことをやっていくことに尽きる。しっかりとコミュニケーションを取りながら、両株主にとってベストな答えを出していきたい」と語った。

志田義寧

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