[22日 ロイター] - 米インターネット検索大手ヤフーYHOO.Oが過去のデータ流出問題をめぐり、米証券取引委員会(SEC)の調査を受けていることが同社の報告書で分かった。
ヤフーは昨年11月の四半期報告で、「セキュリティ上の問題」に関連した情報や文書の提供を求めている「連邦および州当局、外国当局と協力している」と明らかにした。これらの当局にはSEC、米連邦取引委員会、マンハッタンの検事局などが含まれるという。
米紙ウォールストリート・ジャーナルが22日、関係筋の話として伝えたところでは、SECはヤフーで起きた2度の大規模なデータ流出が投資家にすぐに報告されていたかどうかを調べている。
SECの報道官はコメントを拒否。ヤフーの広報担当者はロイターの取材に対し、11月の報告書にあたるよう回答した。
ヤフーは昨年9月、2014年のサイバー攻撃で約5億人のユーザーに関するデータが流出したと発表したが、問題をいつ把握したかが問われている。同社は12月になって、2013年8月に10億人超のユーザーに関するデータが盗まれたことが新たに判明したと発表した。
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