April 20, 2016 / 11:36 AM / 4 years ago

安川電が円高で減収減益を予想、専務「実質増収増益」強調

[東京 20日 ロイター] - 安川電機(6506.T)は20日、2017年3月期の連結業績予想は売上高が前年比2.7%減の4000億円、営業利益は同23.8%減の280億円を見込んでいると発表した。事業そのものは堅調に推移するとみているが、前期よりも円高水準にある為替レートが下押し圧力として働き、売上高は7年ぶりの減収、営業利益は4年ぶりの減益となる見通しだ。

村上周二専務は会見で「円高などの影響を除いたベースでは増収増益基調を維持している」と強調した。

2016年3月期は売上高が前年比2.8%増の4112億円、営業利益は同16.5%増の367億円とともに過去最高を更新した。ロボット事業が大きく伸びたほか、モーションコントロール事業も底堅く推移した。

1円の為替変動による営業利益への影響はドルが1.9億円、ユーロが1.2億円だった。他の通貨も含めると1%の円高で7億円の減益要因となる。同社は売上、利益ともに海外で約7割を稼いでおり、為替レートが業績に与える影響は大きい。今期は1ドル110円、1ユーロ125円を想定しており、売上高を250億円、営業利益を66億円それぞれ押し下げる。

村上専務は「感応度の半分くらいは円への読み替えによる減少で、残りは日本から輸出するもののコストアップ要因だ」と説明した。

会社の営業利益予想は、トムソン・ロイター調査によるアナリスト20人の予測平均値347億円を大きく下回る厳しい数値となっている。同席した広報・IR部の林田歩部長は「決してビジネスそのものが弱くなっているわけではない。ある程度の成長レベルを保ちながら推移しているが、やはり為替の影響は大きいと痛感している」と語った。

村上専務は「円安もあって海外シフトは止めて国内の生産体制を強化してきたが、円高が定着すれば国内より海外を充実させるという動きにならざるを得ない」と厳しい見方を示した。

不安視されている中国に関しては「懸念のピークは昨年11月くらいだった。インフラ系は悪いが、自動化系はかなり活発で、全般的に通常ベースに戻ってきている。クラッシュするような状況ではない」との認識を示した。

<3カ年計画>

同社は同日、3カ年の中期経営計画を発表した。最終年度の2019年3月期に売上高4500億円、営業利益450億円を目指す。

前提為替レートは1ドル110円、1ユーロ125円。

志田義寧

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