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FRB議長議会証言:識者はこうみる 
2017年7月12日 / 14:20 / 4ヶ月後

FRB議長議会証言:識者はこうみる 

[12日 ロイター] - イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長は下院金融サービス委員会で証言し、米経済は緩やかな利上げとバランスシート縮小を吸収できるほど十分健全だとの認識を示した。

7月12日、イエレンFRB議長は下院金融サービス委員会で証言した。写真は2016年11月、ワシントンで撮影(2017年 ロイター/Gary Cameron)

市場関係者のコメントは以下の通り。

●大きな驚きなし、利上げの根拠固めに注力

<キングスビュー・アセット・マネジメントのポートフォリオ・マネジャー、ポール・ノルテ氏>

市場の動向には驚いているが、イエレン連邦準備理事会(FRB)議長の発言に大きな驚きはない。イエレン議長は利上げに向けて確固たる姿勢を示してきている。また、市場は議長が経済成長を確認していることを好感している。FRBとイエレン議長は、利上げの根拠を固めることに注力していると考える。

●タカ派的ではない、インフレ巡る問題なお存在

<FTNフィナンシャルの金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏>

6月の会合で中心的な位置を占めたインフレを巡る議論は、欧州中央銀行(ECB)が示した見解で覆されたが、インフレを巡る事実が消えてなくなったわけではない。

今回のイエレン議長の証言は、インフレがFRBの予測通りに進展していないことをあらためて思い起こさせるものだった。

他の主要中銀当局者がタカ派的な方向に傾いているとの観測を踏まえると、イエレン議長の証言原稿の内容が特にタカ派的だったわけではない。

●ハト派的、インフレ巡る問題に多く言及

<TJMブローカレッジの外為部門共同責任者、リチャード・スカローン氏>

大方の予想よりややハト派的だった。イエレン議長は金利は自然利子率に達するまでそれほど上昇する必要はないと指摘。これが重要な点だったと考えている。

議長はインフレが目標を下回っていること、最近低下したことに言及。これは明らかにタカ派な発言ではない。証言は全般的にみると幾分ハト派的だったと言える。

証言の中から重要な部分10項目を挙げると、このうち3、4項目がインフレに関するものだった。これは、FRBがインフレの現在の水準、およびインフレが向かっている方向に満足していないことをあらためて示している。

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