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米HP<HPQ.N>やデル<DELL.O>が中国の賃金高騰に強い関心、製品値上げの可能性も
2012年2月23日 / 04:57 / 6年前

米HP<HPQ.N>やデル<DELL.O>が中国の賃金高騰に強い関心、製品値上げの可能性も

 [サンフランシスコ 22日 ロイター] 米コンピューター大手ヒューレット・パッカード(HP)(HPQ.N)や米パソコン大手デルDELL.Oが、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を組み立てている中国の工場労働者の賃金高騰に強い関心を示している。人件費の上昇が続けば、自社の製品価格を引き上げる必要に迫られることが背景にある。

 

 アップルやHP、デルなどを顧客に抱える台湾の電子機器受託製造(EMS)大手、富士康科技(フォックスコン・テクノロジー)は先週、中国における従業員の賃金を16─25%引き上げた。賃上げは2010年以降で3度目。

 賃金の上昇は中国の電子機器製造業界におけるトレンドを反映したもので、既に利益率がぎりぎりに削られているHPやデルにとって脅威となりそうだ。

 HPのメグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)は、中国における賃金上昇が、最終的に世界のエレクトロニクス業界に波及効果をもたらすと見込む。

 同CEOは22日のインタビューでロイターに対し、「富士康の人件費が上昇すれば、製品の納入価格も上昇するだろう」と指摘。「ただ、それは業界全体の問題であり、どのくらい消費者に転嫁できるのか、またどのくらい自社で吸収できるのか、われわは決断を迫られることになる」と述べた。

 デルも中国の人件費問題を注視している。

 ブライアン・グラッデン最高財務責任者(CFO)はロイターに対し、「中国での人件費上昇がわれわれのコストにどのくらい影響を与えるのか明確ではない」としながらも、「全体のサプライチェーンへの影響については依然として関心を持っており、今後も注視するだろう」と述べた。

 ただ、同CFOは、自社製品の全コストに占める人件費の割合は「非常に、非常に小さい」と述べた。

 HPやデルのように極めて効率的なサプライチェーンを持ち、コスト削減でわずかな利益を確保している企業では、いかなる費用の上昇も死活問題になりかねない。

 スターン・アギーのサンフランシスコ駐在アナリスト、ショウ・ウー氏は「HPとデルのパソコンのコストはわずかに上昇する可能性がある。これらの企業はコスト上昇を消費者に転嫁しようと努めており、それが成功するかもしれないし、成功しないかもしれない。彼らの製品はアップル製品ほど差別化されていないからだ」と述べた。

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