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独憲法裁、条件付きでESMの合憲性認める判断下す見通し きょう発表へ
2012年9月12日 / 03:41 / 5年後

独憲法裁、条件付きでESMの合憲性認める判断下す見通し きょう発表へ

 [ベルリン/カルルスルーエ 12日 ロイター] ドイツ憲法裁判所は、12日に欧州安定メカニズム(ESM)や新財政協定の合憲性を認める判断を下すとみられている。ただ、議会の主権維持とドイツの負担抑制を条件とする見通し。

 発表は0800GMT(日本時間午後5時)頃となる。

 

 メルケル首相はこの件について沈黙を守っている。ただショイブレ財務相は先週、合憲判断は確実との見方を示した。

 もし違憲判断が下されれば、債券市場や為替市場は大荒れとなり、ユーロ圏は南欧諸国支援の資金のめどがたたない事態に陥ることは必至。

 ただ法律の専門家は、議会への諮問を条件とした過去の判断などからみて、合憲性が認められると予想している。

 

 ベルリン自由大学のTanja Boerzel教授は「主権の放棄に対する憲法上の制限は確立していないが、解釈の余地がある。経済的・社会的・政治的な状況の考慮が可能だ。裁判所がESMにノーを突きつければユーロにとって致命的なだけでなく、賛成多数で独議会が承認しているだけに、憲法上の危機をもたらす可能性がある」と指摘した。

 

 憲法裁判所は11日、欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れ計画に異議を唱えて12日の合憲性判断を先送りするよう要請したガウワイラー議員の訴えを棄却した。同議員が再び異議を唱えれば、ECBの債券購入計画に遅れと混乱が生じる事態が予想される。憲法裁判所はECBに対する司法権はないが、ECBが独立性と通貨の安定という点で責務を果たしていないと判断すれば、ドイツにユーロ離脱を強制することが可能となる。

 

 ビーレフェルト大学の法学部教授、フランツ・マイヤー氏は、予定通り12日に判断を示すとした独憲法裁の決定について「裁判官らがユーロという文脈において自身の決定がもたらす影響を十分理解している証拠だ」と述べ、合憲判決を期待する向きにとって「明るい兆し」との見方を示した。

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