January 18, 2013 / 5:05 AM / 7 years ago

UPDATE2: 麻生財務相、日銀総裁・再生相と連帯強化めぐり意見交換 協議「かなり進んだ」

 [東京 18日 ロイター] 麻生太郎副総理兼財務相は18日午前の閣議後会見で、この日午前に白川方明日銀総裁、甘利明経済再生担当相と「政府・日銀間の連帯強化の仕組みについて」都内で意見交換したことを明らかにした。会談では策定中の共同文書をめぐり協議。「内容は言わない」と直接の言及を避けたが、合意に向けて「かなり進んだ」という。

 

 財務相は、日銀総裁や再生相と共同文書について「腹を割った意見交換を行った」と説明。日銀が金融政策決定会合を開く21―22日以降に文書をまとめる考えを示した。

 

 詳細は協議過程にあるとして言及を避けたが、日銀がこれまで実施してきた金融緩和策について財務相は「企業が銀行にお金を借りる需要がない限り、日銀がいくらお金を刷っても全然効果がなかった」として、今回の協議でも「政府としてきちっと予算(編成などを通じ)で対応するのかが、日銀の一番の心配しているところだろう」と指摘。「(お金が市中に)出なかったら意味がなくなる。日銀に押し付けるとか、物価が2%へ上昇しないのは政府の責任とか、そういった話にならないよう、双方できちんと連携を密にするのが、今回の一番大事なところ」との考えを示した。

 

 財務相はまた、日銀がリーマン・ショック以前から実施してきた緩和策を「そこそこ日銀も出している」と評価。「いくら出しても波及効果が出ないとの言い分が日銀側にもあると思う。それは事実だ」としたうえで、「金融緩和をすれば必ず景気がよくなるということはない。金融緩和と成長戦略と財政出動が一緒になって、初めて経済成長ができる」と、成長戦略や財政出動の必要性を重ねて強調した。

 

 <円安めぐる海外当局の反応、「都合のいいよう考える」>

 

 最近の円安などをめぐり、海外当局関係者から懸念の声が上がっていることに対しては「皆いろいろ、自分で都合のいいように考える。それに関していちいちコメントすることはない」と退けた。

 

 ドイツのショイブレ財務相は17日、下院議会での演説で「安倍政権の新たな政策を非常に懸念している。世界の金融市場で流動性が過剰であることを考えると、中央銀行の政策についての誤った理解がそれをあおっている」などと述べた。

 

 <来年度予算、前政権下の歳出見直しで財源確保>

 

 策定中の来年度予算の財源ついては「民主党政権時代にばらまき的に、例えば生活保護とか、けっこうお金が出ている。そういったものは減らす。そうやると財政支出が減るから、その分で他に回すことになる」との考えを表明した。ただ、歳出の見直し規模がどの程度になるかは「それは今から」とだけ述べた。

 

 財務相は来年度の予算編成でも、公共投資の重要性に言及。全国で橋やトンネルなどの補修が「かなり手抜きになっているのではないか」として「大型公共工事ではなく、地方の町の橋とか、そういったメンテナンスにお金がいくようにする。間違いなく即、仕事が出る。ひとつの方法だ」と述べ、雇用への波及も期待できるとの考えを示した。

 

 <アルジェリアの人質救出作戦、詳細把握に全力>

 

 アルジェリア人質事件の救出作戦に関する質問には、副総理として「日本だけで、こうしてほしいとはなかなか言える話ではない」としたうえで「アルジェリア政府の対応が優先順位としては高く出てくる」とだけ指摘。「情報が極端に少ない。よく見えていないのが正直なところ」として、情報収集に全力を挙げる考えを示した。

 

 (ロイターニュース 基太村真司、竹本能文;編集 内田慎一)

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