June 6, 2012 / 6:52 AM / 8 years ago

政府が医療イノベーション5カ年戦略、がんの新薬開発や再生医療を推進 海外への発信も展望

 [東京 6日 ロイター] 政府は6日、医療関連分野を成長産業と位置付け、革新的な医薬品や医療機器の開発・実用化を推進するための「医療イノベーション5カ年戦略」をまとめた。がんの新薬開発やiPS細胞などを活用した再生医療の実用化、個人ゲノム情報に基づく個別化医療の推進などが柱。こうした医療イノベーションのニーズは世界でも高く、世界に向けて発信することで、経済の新たなけん引役としても期待している。

 医薬品も医療機器も輸入が輸出を上回る「貿易赤字」の状況にある。日本の持つ強みを生かし、高齢化社会に対応したがんの新薬開発やモノ作り力を活かした医療機器の開発などを進めることで、医療関連分野を成長産業に育成することが狙い。「医療イノベーション5カ年戦略」は、国家戦略会議が取りまとめる「日本再生戦略」に盛り込まれる。

 創薬では、大学の基礎研究を実用化に結びつける機能が弱い点に着目。厚生労働省の医薬基盤研究所を中心とする創薬支援ネットワークを作り、国が研究開発を支援する。また、大型病院の少ない日本でも臨床試験を効率的に行うために、必要な機能を集約した臨床研究中核病院などを整備する。

 研究が進んでいる「再生医療」については「医薬品でも医療機器でもない、特性を考えた規制を作るべき」(松本洋一郎・医療イノベーション推進室長)とし、実用化を推進するために安全性の要件などの仕組みを検討する。

 また、有効で副作用が少ないとして注目される個別化医療においても、遺伝情報の適正な取り扱いの仕組みを整えることなどで、実用化を促進する。

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