August 28, 2012 / 4:51 AM / 6 years ago

〔FEDフォーカス〕バーナンキ議長のジャクソンホール講演、政策オプションに言及へ

 ◎バーナンキ議長、追加債券購入について手掛かりは与えない見通し

 ◎議長は緩和手段についてアウトラインを示す見込み

 ◎9月の次回FOMCで何らかのアクションがとられるとの期待は維持へ

 [ワシントン 27日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は、31日のジャクソンホールでの講演でも、追加の債券購入のタイミングについて市場をやきもきさせ続けるだろう。ただ、来月に何らかのアクションを起こすとの期待は維持される見通しだ。

 議長は31日1400GMT(日本時間同日午後11時00分)にワイオミング州ジャクソンホールで開催される中銀会合で講演する。

 市場では、FRBが債券購入第3弾を実施するのか手掛かりを得ようと、議長の講演内容に注目が集まっている。複数のFOMC委員は8%を上回り続ける失業率が改善しないことにいらだちを強め、景気後退に陥りかねないショックが起きることを恐れている。

 ただ、アナリストらは、9月12─13日に開催される次回連邦公開市場委員会(FOMC)における決定の見通しをバーナンキ議長が明確に示す可能性に疑問を抱いている。

 FOMCは、11月6日の大統領選挙前にあと2回開催される予定。接戦となっている大統領選では経済が決定的に重要となり、FRBのいかなるアクションも政治的な緊張をはらむことになりそうだ。

 FRBの政策ウオッチャー、オレゴン大学のティム・ドイ教授(経済学)は「政策の方向性について、何らかの大きなヒントがあるとは特に思わない」と指摘。「われわれはこのことをよく話題にしてきた。彼(バーナンキ議長)は事前にあまり多くのシグナルを送るのは好まないようにみえる」と述べた。

 

 7月31日─8月1日に開催された前回FOMCの議事録では、多くのFOMC委員が、景気が大幅に改善しない限り、追加の金融緩和を実施するとの見方に傾いていることが明確になった。

 バーナンキ議長のジャクソンホールの講演では、おそらくこうした議事録の内容に沿ったものとなり、FRBが打ち出すことが可能な手段を詳述することになるだろう。

  <FRBの手段>

 先週公表されたFOMC議事録では、FRBがとる可能性のある手段の詳細が出てきた。その中には、政策金利を「例外的な低水準」に維持する期間のガイダンスを延長する可能性も含まれている。

 FRBは2008年終盤、翌日物借入金利をゼロ近辺に下げ、2度にわたる「量的緩和」で2兆3000億ドルに及ぶ政府債と住宅関連債を購入した。

 FRBはこれまで、少なくとも2014年終盤まで政策金利を維持する方針を示しているが、多くのアナリストは、FRBが来月のFOMCで政策ガイダンスを2015年までに延長すると予想している。

 議事録では、複数のFOMC委員が、追加の債券購入が景気回復の手助けになると信じていることも明らかになった。

 バーナンキ議長はここ数週間以内に公表された米経済指標のシグナルを評価するとみられ、これも先行きを占う上で重要だ。

 前回のFOMC以降に公表された経済指標は、予想を幾分上回ったが、明白な好転を示す水準には届かなかった。

 ロイターが24日に公表したエコノミスト調査によると、次回FOMCで量的緩和第3弾(QE3)が決定される確率は45%となったが、大多数のエコノミストは、FRBが低金利を維持する期間のガイダンスを延長すると見込んでいる。

 

  ( 記者 Alister Bull;翻訳 川上健一)

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