January 4, 2013 / 7:57 AM / 6 years ago

UPDATE1: 野村AMの日本株投信が繰上償還へ、潜在的な日経先物売り要因に

 [東京 4日 ロイター] 野村アセットマネジメントが2012年8月20日に設定し、1200億円超を集める大型設定で話題を集めた単位型投信「野村日本株投信(豪ドル投資型)1208」62008705JP.LPが繰上償還される見通しとなった。同ファンドの基準価額はきょう、繰上償還となる水準の1万2000円にタッチしたとみられ、市場では潜在的な日経平均先物売り要因として警戒している。

 「野村日本株投信(豪ドル投資型)1208」は、国内の株価指数を対象とした先物取引を主要取引対象に、円建て資産を、原則として対豪ドルで為替ヘッジし、豪ドルへの投資効果も追求するファンド。分配金を除く基準価額が1万2000円に達すると繰上償還になる条項がついている。最新の月次リポート(12年11月末時点)によると、純資産の全てを日経平均株価指数先物で運用している。12月28日時点の基準価額は1万1985円、純資産残高は988億5000万円だ。

 4日の日経平均.N225は全面高となり大幅続伸。終値で東日本大震災前の2011年3月4日以来の水準を回復したことで、基準価額は1万2000円に達したとみられる。

 同ファンドは「基準価額が1万2000円以上となった場合には、短期有価証券、短期金融商品等の安定資産による安定運用に切り替えることを基本」としており、繰上償還になれば日経平均先物を売って、短期有価証券などの商品に運用対象を切り替える。市場では、純資産残高の988億5000万円分がどういう規模やタイミングで日経平均先物に売りものとして出てくるのかが警戒されている。

 野村アセットマネジメントは、売却のタイミングについて「マーケットの状況によるが、基準価額が一定水準にタッチしたのを確認し、影響を与えない範囲内ですみやかに売却を進めていく」(広報担当者)とコメントした。

 国内系運用会社の関係者は、一般的に先物の売却は基準価額が一定水準にタッチした翌営業日からになるだろうとしながらも「一気に売り物を出してマーケットを崩すようなことはしないだろう。運用会社のレピュテーションにも関わる」との見方を示している。

 4日の東証出来高および売買代金はいずれも大納会を上回る34億株、1兆9516億円と大商い。「一時、先物が上値を抑える場面もみられたが、市場のボリュームは膨らんできている。一部に日本株投信の先物売りを不安視する声もあるが、影響なく吸収できるのではないか」(国内投信運用担当者)との声も出ていた。

 (ロイターニュース 岩崎成子 編集:伊賀大記)

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