October 23, 2012 / 2:22 AM / in 7 years

UPDATE7: 米大統領選最終討論会、大統領がロムニー氏を猛攻 オバマ氏勝利との見方優勢

 

 ◎オバマ大統領、中東・ロシア外交政策でロムニー候補に激しい攻勢

 

 ◎議論はたびたび内政へと脱線

 

 ◎支持率がきっ抗するなか、互いに強みを模索

 

 ◎米メディア世論調査、討論会はオバマ氏勝利との見方が優勢

  

 ◎対中政策では微妙な問題に踏み込まず

 

 [ボカラトン(米フロリダ州) 22日 ロイター] 22日行われた、11月6日の米大統領選挙に向けた民主党・オバマ大統領と共和党・ロムニー候補の第3回(最終)討論会ではオバマ大統領が再選を賭け、外交政策についてロムニー候補に繰り返し、強い攻勢をかけた。

 世論調査で支持率がきっ抗するなか、両氏とも決定的な成果を上げるには至らないまま、90分の最終討論会は幕を閉じたが、討論会に関する米メディアの世論調査によると、オバマ氏が勝利したとの見方が優勢となった。

 CBSニュースの調査では、オバマ氏が勝利したとの見方を示した人は53%。ロムニー氏が勝利したとの見方は23%。引き分けと感じた人は24%だった。

 CNNの調査でも、オバマ氏が勝利したと思った人は48%で、ロムニー氏の40%を上回った。

 ただ、ロムニー氏は国家安全保障問題に関しては一定の信頼を得たとみられ、CNNの調査では、60%の人がロムニー氏は軍の最高司令官にふさわしい能力を持ち合わせていると答えた。

 主に経済政策が焦点となっている選挙活動では外交政策の優先順位は低く、今回の討論会が選挙戦にどの程度影響を及ぼすかは明らかでない。

 CNNの調査によると、今回の討論会が自身の投票を左右するかどうかについて、有権者の見方が分かれた。

 

 <馬や銃剣>

 

 オバマ大統領はスタート直後から攻めの姿勢で、ロムニー氏が提案している中東・ロシアに関する外交政策を批判。米軍の艦船を増やすべきと主張するロムニー氏の考えは冷戦時代に逆戻りするものだと指摘し、「馬や銃剣だって減らしている」とロムニー氏に語りかけ、同氏の世界観が時代遅れであるとの皮肉を込めた。

 また、ロシアが米国の「地政学上の敵」だとしたロムニー候補の発言を取り上げ、時代に逆行していると批判。「冷戦は20年前に終わった」にもかかわらず、ロムニー候補は「1980年代の外交政策に回帰しようとしているようだ」とさらに皮肉った。

 これに対してロムニー候補は、オバマ大統領の中東・北アフリカ政策は、アルカイダの脅威が再び台頭するのを阻止できていない、との見方を示した。

 ロムニー氏は「私を攻撃することがアジェンダではない。私を攻撃しても、中東に関する課題の解決にはつながらない」と語気を強めた。

 ロムニー候補はまた、自身が以前、イランの核問題が米国にとって最大の安全保障上のリスクだと述べたことをあらためて指摘した。

 最近の世論調査で上昇した支持率を脅かす恐れのある過ちを犯したくないロムニー氏は、オバマ氏の攻勢に反撃しない場面も見られ、これがオバマ氏が勝利したと受け止められる結果につながった可能性がある。

 ロムニー氏は、低迷する米経済の再生を選挙公約の中核に位置付けており、たびたび議論を経済問題へと戻し、米国の国家安全保障は強い経済次第だとも強調した。

 同氏は、討論会の終わりに「(オバマ)大統領を選べば、2000万人が失業し、良い職に就くのに苦労する。私は1200万人の雇用を創出する」と述べた。

 

 <対中政策では微妙な問題に踏み込まず>

 

 オバマ大統領とロムニー候補はともに、中国の貿易政策に対して厳しい姿勢で臨むことを強調した。しかし、討論会では米中関係の経済的な側面に関する議論が中心となり、人権や安全保障など微妙な問題には踏み込まないまま終わった。

 近く予定されている中国の指導部交代のほか、中国と日本、フィリピンとの間で激化している領土をめぐる問題についても言及がなかった。

 オバマ大統領は、中国について「敵対者であると同時に、国際社会でルールに従っているならば、潜在的パートナーだ」との見解を示した。 その上で、中国に世界の通商ルールに従わせるよう努力してきたと主張。競争条件が不公平であるために米国の雇用が失われている現状に対処すべく、現政権が中国を世界貿易機関(WTO)に訴えた件数は前政権の2期分より多いとし、ほぼすべてで勝利してきたと自画自賛した。

 中国に対して強硬姿勢をとることの多いロムニー氏も「中国とパートナーになれる。いかなる形であれ敵対者になる必要はない」と応じた。

 

 <ロムニー氏「対ロシアでは気骨示す」>

 

 ロムニー氏は、オバマ大統領がロシアのメドベージェフ大統領(当時)に対し、米大統領選後はより「柔軟」になると述べたことを批判。

 ロムニー候補は、自分ならば、現在のロシアのプーチン大統領に対して一段の柔軟性を示すのではなく、「気骨を示すだろう」と強調した。

 

 大統領選まであとわずか15日に迫るなかで、両者の支持率はきっ抗している。大接戦のまま最終局面に突入、討論会の行方が注目された。

 今回のテーマは外交と安全保障。1)世界における米国の役割、2)アフガニスタン戦争、3)イスラエルとイラン、4)変化する中東情勢、5)テロリズム、6)中国の台頭の6つについて議論された。

 22日に公表されたロイター/イプソス世論調査によると、最終討論会を前にした支持率はオバマ大統領とロムニー候補が46%で並んでいた。

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