August 30, 2012 / 12:21 AM / 6 years ago

UPDATE2: ブラジル中銀、50bp利下げし緩和終了に言及 市場で10月打ち止め観測

 ◎ブラジル中銀が政策金利を50bp引き下げ7.5%に 市場の予想通り

 ◎中銀声明 追加利下げは「最大限慎重に実行する必要」

 ◎景気持ち直しやインフレ懸念で10月に利下げ打ち止め観測

 ◎政府が景気刺激策発表

 [ブラジリア 29日 ロイター] ブラジル中央銀行は29日、政策金利を8.0%から50ベーシスポイント(bp)引き下げ過去最低の7.5%とすると発表した。決定は全会一致。

 利下げは昨年8月から9回連続。ロイターのエコノミスト調査でも、全員が50bpの利下げを予想していた。

  

 ただ、中銀は政策決定後の声明で「将来追加の金融調節が許される状況になった場合は、最大限慎重に実行する必要があると考えている」と表明。1年に及ぶ利下げ局面が終わりに近付いていることを示唆した。

 

 6月の小売売上高や経済活動指数の改善を受け、ブラジルの景気減速は最悪期を過ぎたとの期待が浮上している。

 景気回復への期待が広がるなか、来年はインフレが問題になるとの懸念も浮上しており、市場では早ければ10月にも利下げが打ち止めになるとの見方が出ている。

 同国の年間インフレ率は、国際食料価格の上昇を背景に7月─8月中旬にかけて鈍化傾向に歯止めがかかった。年間インフレ率は5.37%と公式目標レンジの中心値(4.5%)を上回っている。

 ゴールドマン・サックスの中南米チーフエコノミスト、アルベルト・ラモス氏はリポートで「緩和サイクルは今回をもって終了した可能性がある。だが、声明が『最大限慎重に』としていることから、もう1回利下げする可能性を完全には排除していない」と述べた。

 「最大限慎重に」という言葉は、中銀が利下げ幅を縮小するシグナルとして過去にも使われた。

 エコノミストの大半は、中銀が10月に25bp利下げして緩和サイクルを終えると予想。政策金利は当面、1桁にとどまるとみられている。

 <景気回復ペースはまだ緩慢>

 ブラジル中銀が政策運営方針を転換したのはちょうど1年前。12.5%だった政策金利は今回まで9回、計500bp下げられた。

 ブラジル政府は景気減速に対応するため、様々な景気対策を導入。今回の金利決定の直前にも、景気刺激策を発表した。

 しかし、景気回復は本格的とはいえない。ロイターのエコノミスト調査によると、31日に発表される第2・四半期国内総生産(GDP)は前期比は0.5%増とかろうじてプラスの予想。

 投資の低迷、高い生産コスト、高度な技術を持つ労働力の不足が経済成長を阻害しているとされる。与信ブームの余波で家計債務は懸念される水準まで膨れ上がっている。

 ルセフ政権は現在、特に投資拡大と生産コスト押し下げに重点的に取り組んでいる。

 29日発表した景気刺激策も、自動車メーカーなどを対象とした減税の延長など、設備投資や個人消費のてこ入れを目的とする措置だった。

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