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UPDATE2: NY外為市場=円上昇、日銀の追加緩和見送りやユーロ圏めぐる懸念で
2012年4月10日 / 21:23 / 6年後

UPDATE2: NY外為市場=円上昇、日銀の追加緩和見送りやユーロ圏めぐる懸念で

 *表の終値を更新しました。

ドル/円    終値    80.68/71 
        始値    81.04/06 
    前営業日終値    81.53/57 
 
ユーロ/ドル  終値   1.3082/83
        始値   1.3117/20
    前営業日終値   1.3106/07
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 [ニューヨーク 10日 ロイター] 10日のニューヨーク外国為替市場では、円が
対ドルでおよそ1カ月ぶり、対ユーロで約7週間ぶり高値をつけた。日銀が9─10日に
開いた金融政策決定会合で追加緩和を見送ったことに加え、スペイン・イタリア国債利回
りが上昇し、世界経済をめぐる懸念が意識された。
 同日の欧州債券市場では、ユーロ債務危機をめぐる懸念を背景に、スペイン国債利回り
が6%に迫る一方、独10年物利回りは昨年9月につけた過去最低水準と並ぶ
1.637%となった。 
 そのため市場では、ユーロ圏の債務問題が尾を引き、世界経済の成長を下押しするとの
懸念が浮上。ユーロや株式などのリスク資産を手放し、安全資産とされる円や米国債など
を買い進む動きが広がった。 
 ロイター・データによると、ドル/円JPY=は一時、3月初旬以来の安値となる
80.65円をつけた。直近では80.70円。
 ユーロ/円EURJPY=は、およそ7週間ぶり安値となる105.47円をつけた後はや
や持ち直し、1.22%安の105.52円で推移している。

 テンパス・コンサルティングの通貨ストラテジスト、ジョン・ドイル氏は「欧州株が大
きく下落したことで、安全資産としての円の投資妙味がやや高まった」と指摘した。
 欧州の主要株価指数であるFTSEユーロファースト300種指数.FTEU3はこの日、
1月半ば以来の安値で取引を終えた。
 またドイル氏によると、前週末6日に発表された3月の米雇用統計が失望を誘う内容に
なったことで、米連邦準備理事会(FRB)による追加緩和観測が高まっており、ドルに
対し円を選好する動きが広がった。
 スコシア・キャピタルの首席通貨ストラテジスト、カミーラ・サットン氏は、「円の動
きは、市場参加者が日銀による追加緩和を見込んでいたことを示唆している」と指摘。
「(追加緩和は)選択肢から外れたわけではなく、日銀は月内に開催される会合で金融緩
和を決定する可能性がある」との見方を示した。

 一方、ユーロ/ドルEUR=は、横ばいで推移する場面もあったが、直近では0.18%
安の1.3076ドル。
 スペインがユーロ圏危機の次なる震源になりかねないとの懸念から、同国国債に対して
は最近、売り圧力が高まっている。
 2月の独貿易収支は予想を上回る内容となったものの、市場は域内周辺国に関する弱材
料を依然注視しており、ユーロを下支えるには至らなかった。
 ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)の通貨アナリスト、ギャビン・フレンド氏
は「欧州情勢について、市場は一部の国がリセッション(景気後退)に陥っている点に注
目している。ドイツ経済は良好だが、他の欧州諸国が足かせとなっている」と述べた。

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