Reuters logo
UPDATE1: ドイツが銀行同盟構想で譲歩の兆し、関係者は合意を「楽観」
2012年12月12日 / 14:27 / 5年後

UPDATE1: ドイツが銀行同盟構想で譲歩の兆し、関係者は合意を「楽観」

 [ブリュッセル/ベルリン 12日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)による銀行監督一元化を柱とする銀行同盟構想をめぐり、ドイツが歩み寄りの姿勢を見せ始めており、難航している協議を打開できる可能性が出てきた。

 ドイツ高官によると、ショイブレ財務相は12日の欧州連合(EU)財務相理事会を前に、合意できる可能性について「楽観している」と閣議で発言した。

 同高官は、匿名を条件に「われわれは大きな前進が見られると期待しており、おそらく(交渉の行き詰まりを)打開できるだろう」と指摘。「われわれは銀行監督問題の解決に貢献する用意がある。多少の疑問点はあるが、今日の財務相会合で問題を解決できれば、ドイツは合意を妨げない」と語った。

 ユーロ圏諸国はこれまで場当たり的な対応に終始してきたが、銀行監督一元化で合意できれば、3年前の危機発生以来初めて抜本策を打ち出すことが可能になるほか、経済・財政改革の深化への地ならしともなる。

 銀行同盟構想をめぐっては、ショイブレ財務相が銀行監督の最終権限をECBに委ねるべきではないと主張。最終的な責任をECBが負うべきと主張するフランスと対立し、協議がこう着していた。ただ年内の法的整備完了という目標に向け、仏独両国は前日も協議を重ね、着地点を見い出す取り組みを加速させており、ショイブレ財務相は態度軟化の兆候を示している。

 ECBが直接監督する銀行の数に加え、監督開始時期を1年以上遅らせるかどうかなどが主な争点となっている。

 こうした中、欧州連合(EU)議長国のキプロスは、仏独英と水面下で協議しながら策定した、譲歩案を提示する見通し。

 あるEU外交筋は「合意できると極めて楽観している」と語った。

 ロイターが入手した譲歩案では、ECBの日々の監督対象を資産規模が300億ユーロ以上、もしくは本国の経済規模の20%以上に相当する銀行に絞る。またユーロ圏で3カ国以上にまたがって事業を展開する銀行もECBの監督対象となる。

 ただ中小銀についても、最終的な責任はECBに委ねることが提案されており、ECBの金融政策と監督業務を明確に分離する必要性も盛り込まれている。

 ECBが銀行監督の全面開始時期を2014年1月1日以降に先送りすることも協議される見通し。ただ破たん銀の清算基金や預金保護制度をめぐってはまだ課題も残っているもよう。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below