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スイスのABB<ABBN.VX>、米パワーワン<PWER.O>買収で合意 太陽発電事業強化へ

 [チューリヒ 22日 ロイター] スイスのエンジニアリング大手ABBABBN.VXは22日、太陽光発電用のインバーターなどを製造する米パワーワンPWER.Oを約10億ドルで買収することで合意した。

 買収価格は1株当たり6.35ドル。19日の終値に57%上乗せした水準となる。買収は現金で行われ、手続きは規制当局や株主による承認を経て今年下半期に完了する見込み。  

 パワーワンは、太陽電池で発電した電力を送電網に供給できるように変換する太陽光発電用インバータの世界第2位のメーカー。アナリストらは「ABBによるパワーワンの買収は太陽光発電事業の拡大に向けた賢明な動きで、時宜にもかなっている」としている。

 ABBは再生可能エネルギーを戦略分野の1つとして位置づけており、2011年にはドイツのノバテック・ソーラーの35%株式を取得している。

 太陽光発電用インバータ市場は、特に新興国におけるエネルギー需要増大などを反映し、2021年までに10%を超えて拡大すると見られている。調査会社IHSによると、2012年の世界太陽光発電用インバータの市場規模は70億ドルだった。

 ABBのホーガン最高経営責任者(CEO)は、パワーワンの買収により純利益は1年以内に押し上げられるとの予想を示した。ただABBは太陽光発電パネルやその他の関連機器メーカーを買収する計画はないとしている。

 パワーワンの従業員数は約3300人。主に中国、イタリア、米国、スロバキアで事業を展開している。2012年の売上高は約10億ドル。ただ第4・四半期は1株当たり0.14ドルの損失を計上している。

 米株式市場でパワーワンの株価は一時、前日比約60%高の6.50ドルまで上昇した。

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