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中国人民銀、政策運営で社会融資総量の動向を注視=高官
November 2, 2012 / 2:41 AM / in 5 years

中国人民銀、政策運営で社会融資総量の動向を注視=高官

 [北京 1日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)の高官は、金利に市場原理が働くようにする改革を進めつつ金融政策を運営する中で、銀行融資よりも社会融資総量を注視していると述べた。

 社会融資総量は、人民銀行がマネーの状況をより正確に把握するために2011年に設けた指標で、銀行の引受手形や社債、エクイティ・ファイナンス(新株発行を伴う資金調達)も含む。

 人民銀行の盛松成・調査統計局長は、ロイターが1日に入手した調査リポートで「新規人民元建て融資額はもはや、実体経済の融資状況を完全に反映していない」とし、「経済成長や物価、投資、消費に比較的大きな影響を与えている社会融資総量に金融政策が効果的に影響を与えることが可能」と指摘した。

 盛局長は、銀行が信託会社への融資や手形などさまざまな簿外融資を編み出したと指摘。債券・株式発行を伴う資金調達もあって、従来の銀行融資の比率が低下していると述べた。

 報告書によると、2011年の元建て融資が融資総量に占める割合は58.2%。2002年から33.7%ポイント低下した。

 融資総量の変動は、マネーサプライM2や新規元建て融資よりも、短期資金調達金利の指標である上海銀行間取引金利(SHIBOR)の方が相関性が高いという。

 アナリストからは、人民銀行がSHIBORを政策金利にすることを目指しているとの見方が出ている。それは、フェデラルファンド(FF)金利を政策金利にしている米国などと足並みをそろえることになる。

 盛局長は報告書で「物価管理などと合わせて社会融資総量を金融政策の検討材料として活用することで、マクロ経済調整を一段と改善し、金利改革を促進できる」と主張。

 ただし、社会融資総量をマネーの状況を把握する唯一の指標とする計画はない、としている。

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