March 12, 2013 / 11:18 AM / 5 years ago

UPDATE2: 民主が黒田氏・中曽氏の同意を決定、週内に日銀正副総裁確定へ

 [東京 12日 ロイター] 民主党は12日夕の「次の内閣」で、政府が提示している次期日銀正副総裁人事案について、黒田東彦総裁候補と中曽宏副総裁候補に同意する一方、リフレ派の急先鋒とされる岩田規久男副総裁候補には反対することを正式に決めた。

 ただ、岩田氏に関してはみんなの党や新党改革が賛成する意向を示しており、与党少数の参院でも過半数の同意が得られる見通し。14日の衆院本会議、翌15日の参院本会議でそれぞれ採決され、週内には正副総裁が確定する見通しとなった。

 

 <岩田氏不同意で「リフレ政策と一線画す」>

 

 会合終了後に会見した桜井充政調会長は、日銀人事をめぐる党内論議の結果を「安倍政権の『アベノミクス』に非常に危うさを感じている。今のところ円安・株高とプラス面だけが出ているが、金融政策だけですべてのことが解決するわけではない。(政策の)実現性もどうなのか」などと説明。岩田氏を不同意としたのは「リフレ政策に一線を画す」ことに加え、解任権を含む日銀法改正は「とても飲める案件ではない」との結論に達したためだとした。

 

 <空白回避の黒田氏同意、4月再任手続きまでにさらに考え質す>

 

 同意を決めた黒田氏についても桜井政調会長は「党内でさまざまな意見があった。正直に言うと(マルやバツではない)三角」と表明。「リフレ派なのか立ち位置がはっきりしない」ことや「どう(政策を)実現するのかについて説明が十分でなかった」点を指摘したが、同時に「(正副総裁のポストに)空白は作れない。政治の責任として決断した」と述べた。

 

 今回の日銀総裁の国会同意人事は、白川方明現総裁が任期満了を待たずに辞任するため、4月8日までの間の「後任人事」の位置づけ。4月以降の5年間の任期については再度、国会で採決が行われる。政調会長は「(次回の同意人事までの間に)国会であらためて考えを聞きたい。この時は不同意もあり得る。納得して同意を決めたわけではない」として、今後の議論が重要だとけん制した。

 

 衆参両院での所信聴取後に正副総裁候補の賛否を協議した財務金融部門会議の役員会では、不同意を決めた岩田氏と黒田氏の考えが似かよっていることに慎重論が広がっていた。財務金融部門会議で判断基準に掲げた「政府の言いなりにならない『胆力』」に疑問符が付いたためだ。

 

 同役員会での一任を取りつけ次の内閣で賛否の考えを提案した前原誠司ネクスト財務・金融担当大臣(前経済財政相)はロイターに対して、期待に働きかけることで、2%の物価目標達成を明言する危うさを警戒し、黒田総裁候補について「リフレ派が過ぎることへの強い懸念がある」と指摘した。4月再任手続きの時まで黒田氏の考えを国会で質していく考えを強調。「2回目には不同意もある」と提案して次の内閣での了解を得たことを明らかにした。

 

 中曽氏については、党内議論でも「特段の異論はなかった」(桜井政調会長)という。

 

  (ロイターニュース 基太村真司 吉川裕子;編集 田中志保)

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