December 5, 2011 / 1:02 AM / 7 years ago

UPDATE2: ロシア下院選挙、与党「統一ロシア」が大きく後退 得票率は49.5%に

 [モスクワ 5日 ロイター] 4日実施されたロシア下院選挙(定数450)で、プ
ーチン首相率いる与党「統一ロシア」が大きく後退した。
 ほぼ最終段階にある暫定結果と予想によると、「統一ロシア」の得票率は49.5%で、
238議席を獲得したとみられる。ただ、得票率は4年前の前回選挙の64%を下回り、
議席数も315議席から大幅に減らし、プーチン首相にとって今回の選挙結果は
1999年に権力の座に就いて以来の大きな後退となった。
 下院は比例代表制で、7%以上を獲得した政党に得票率に応じて議席が配分される。

 今回の選挙については与党が大きく後退したにもかかわらず、野党側から不正があった
との批判が出ている。
 プーチン首相は3月の大統領選挙で当選する見込みだが、今回の選挙結果によってプー
チン氏の権威に陰りが生じる可能性がある。
 FMラジオのコメルサントのコメンテーター、Stanislav Kucher氏は「多くのロシア国
民が、プーチン体制に反対票を投じた」と指摘した。

 プーチン首相は、選挙結果について「ロシアの現状を反映した最適な結果となった。こ
の結果に基づき、われわれは国家の安定的な発展を保証できる」と述べた。
 しかし、今回の選挙には、ロシア社会にはびこる汚職や貧富の格差拡大などに対する有
権者の不満が反映されたとみられる。プーチン首相が大統領に復帰すれば、経済や政治的
な停滞感が強まるとの懸念も強まっていた。
 プーチン首相とメドベージェフ大統領の役職入れ替えに対する有権者の不信感の強さが
明らかになったことで、プーチン首相にとって、大統領への復帰後は厳しい道のりが待ち
構えていることが示された。
 メドベージェフ大統領にとっても今回の選挙結果は大きな痛手となり、首相に就任する
シナリオの正当性に疑問が生じることになった。
 政治アナリストのアンドレイ・ピオントクロフスキー氏は「これは終わりの始まりだ。
選挙結果は、統一ロシアや国家指導者の権威が失われたことを示している」と指摘した。

 一方、共産党が大きく躍進したほか、関係者の予想によると、公正ロシアが38議席か
ら64議席に、ウラジミール・ジリノフスキー氏率いる極右の自由民主党が40議席から
56議席に議席数を増やした。
 しかし、共産党への票の多くは、同党に対する支持というよりも、「統一ロシア」に対
する反発の受け皿になったものとみられる。

 今回の選挙では、野党側から不正選挙だとの批判も強まっている。実際、リベラルなメ
ディアのウェブサイトがハッキングによって遮断された。
 警察によると、サンクトペテルベルクで不正選挙が行われたと抗議していた70人が拘
束されたほか、モスクワでも十人以上が身柄拘束された。
 
 中央選管によると、開票率95.7%段階の政党別得票率(暫定、単位%)と獲得議席
数は以下の通り。
            得票率 議席数
 統一ロシア            49.54   238
 共産党                19.16   92
 公正ロシア            13.22   64
 自由民主党            11.66   56
 ヤブロコ               3.3     0
 愛国者                 0.97    0
 右派活動               0.59    0

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