January 10, 2013 / 10:07 PM / 6 years ago

UPDATE3: オバマ米大統領、新財務長官にルー大統領首席補佐官を指名

 ◎ルー氏は「控えめな男」で「政策通」=大統領

 ◎上院の承認は得られる見込み

 ◎歳出削減では共和党議員から厳しい質問も

 ◎ルー氏は「タフな男」で「うまくやるだろう」=全米商工会議所会頭

 [ワシントン 10日 ロイター] オバマ米大統領は10日、ガイトナー財務長官の後任として、ジャック・ルー大統領首席補佐官(57)を指名すると発表した。

 大統領はルー氏について、歳出削減や財政赤字削減といった喫緊の課題に精通していると指摘した。

 行政管理予算局(OMB)局長を務めた経験があるルー氏は、上院財政委員会の指名公聴会で共和党議員から厳しい質問を浴びそうだが、上院の承認を得られる見通しだ。

 ルー氏は、オバマ大統領2期目の最優先課題となる財政再建問題をめぐり、議会との難しい折衝の陣頭指揮を執ることになる。

 大統領はルー氏について、テレビカメラよりも政策の専門家に囲まれることを好む「控えめな男」であり、公共の仕事に深い信頼を寄せるポーランド移民の息子だと紹介。「過去数年間にわたり、両党のメンバーと仕事をこなすことができ、理にかなった歩み寄りを引き出せる政策通としての評価を築いてきた」と指摘した。

 財務長官の署名は米紙幣に印刷されるが、オバマ大統領がルー氏の円のような奇妙な署名をからかう場面もあった。大統領は、同氏が「紙幣の価値を落とさないように、少なくとも1文字は判読可能にする」ことを約束したと明らかにした。

 ルー氏の後任として、大統領首席補佐官にはデニス・マクドノー次席補佐官(国家安全保障担当)の昇格が最有力視されている。

 ルー氏は、2011年における連邦政府の債務上限引き上げ問題で議会との難しい折衝をこなした経験があるほか、クリントン政権下ではOMB局長として1998─2000年の財政黒字を演出した。

 同様の課題が待ち受けており、オバマ大統領は「バランスのとれた財政については、彼(ルー氏)は3度もそれを実現している」と持ち上げた。

 <待ち受ける上院公聴会>

 上院財政委員会のボーカス委員長(民主党、モンタナ州)は「迅速な」指名公聴会を約束したが、開催日は未定だ。

 委員長は声明で「われわれが差し迫った国内の経済問題に取り組み、雇用の回復・創出に向けて引き続き協力する中、財務省が必要なリーダーシップを発揮するようにしなければならない」と述べた。

 同委員会の共和党トップ、オリン・ハッチ上院議員(ユタ州)は、ルー氏に歳出削減に向けた戦略を問いただす予定だと述べた。共和党は、債務上限引き上げを承認する前にそうした戦略を明確にする必要があると主張している。

 アナリストの中には、ルー氏が国際的な金融問題や銀行規制に取り組んだ経験が十分かどうか疑問視する声もある。

 しかし、ホワイトハウスは、同氏が国務省で仕事をしていた際に国際経験を積んだとしているほか、シティグループ(C.N)でマネジング・ディレクターとして働いた経験があり、「ビジネス業界で強固な人脈」があると主張している。

 トーマス・ドナヒュー全米商工会議所会頭は記者団に対し、ルー氏について「熟練な職人」であり「タフな男」だと指摘。「うまくやっていくだろうと思う」と述べた。

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