February 14, 2012 / 8:37 AM / 8 years ago

UPDATE3: エルピーダ<6665.T>、「3月末までに合意見通し」を短信から削除、財務強化の協議に遅れ

*JCRの格下げなどを追加します。

 [東京 14日 ロイター] 公的支援を受けて経営再建中のエルピーダメモリ6665.Tは14日、2012年3月期の第3・四半期決算短信と四半期報告書に「継続企業の前提に関する不確実性が認められる」との注記を加えたと発表した。経済産業省など関係者との財務体質強化に向けた協議が「当初想定したほど進展していない」ためとしている。

 エルピーダは短信から、経産省や日本政策投資銀行、取引銀行との借り換えなどの協議が3月末の期限までに「合意できる見通し」との記述を削除した。「継続企業の前提に関する注記」の項目では、当初は「該当事項はなし」としていたが、今回は公的支援に伴う融資返済期限が4月2日に迫っているなどの借り換え交渉に関する記述を追加。協議が「現時点では最終的な合意には至っておらず、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる」とした。

 同社は2日に第3・四半期決算短信を公表した際、関係者との協議の進ちょく状況から継続企業の前提に関する重要な不確実性はないと判断し、注記を記載していなかった。

 2009年に経産省から認定を受けた改正産業活力再生法(産活法)に基づいた事業再構築計画が3月31日に終了する。また、その際、政投銀に発行した優先株式の金銭を対価とする取得請求権が4月2日以降、行使可能となる。この計画に基づく主要取引銀行を中心とする金融機関からの借り入れも4月2日で返済期限を迎える。今後1年間に有利子負債の返済も予定しており、「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在する」と記述している。

 <JCRが格下げ>

 今回の発表を踏まえた上で、日本格付研究所(JCR)は同日、ネガティブのクレジット・モニターに指定していたエルピーダの債券格付けを、これまでの「BBB」から「BBB―」に引き下げたと発表した。JCRの長期格付けでは、「BBB―」が投資適格等級として最下位となっている。

 JCRは格下げの理由として「再建計画や政府による継続的なサポートなどの内容が未だ明らかになっておらず、業績も大きく低迷しており、当面厳しさが予想される」などと説明している。

  (ロイターニュース 平田紀之、白木真紀;編集 内田慎一)

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