March 13, 2012 / 4:52 PM / 7 years ago

UPDATE1: 日米・EU、中国のレアアース輸出規制めぐりWTOに仲裁を要請

 [ブリュッセル/ワシントン 13日 ロイター] 日米および欧州連合(EU)は13日、中国のレアアース(希土類)を含む資源輸出規制をめぐり、世界貿易機関(WTO)に対し正式に仲裁を要請した。

 欧州委員会のデフフト委員(通商担当)は、日米とEUが、提訴前の最初の段階として、WTOに仲裁申請を提出していることを明らかにした。

 日米およびEUが共同でWTOに案件を持ち込むのは初めて。

 デフフト委員は「中国のレアアースやその他商品に関する規制は、国際貿易規定に違反しており、撤廃されなければならない」と指摘。同国の規制は、ハイテク企業などを含む、EUおよび世界の製造業企業と消費者に好ましくない影響を及ぼしているとの認識を示した。

 

 米通商代表部(USTR)のカーク代表は声明で、今回の動きについて、中国をはじめ各国による世界的な貿易ルールの順守を確実にすることを目指すオバマ政権による幅広い取り組みの一環と説明した。

 米国の労働者および製造業者が中国の政策による打撃を被ったとし、「中国は引き続き輸出規制を強化することで、世界市場におけるこれら資源のサプライチェーン(供給網)に多大な歪みと有害な混乱を引き起こしている」とした。

 オバマ米大統領は11月の大統領選を控え、中国の貿易慣行に対し強い姿勢で臨んでいく考えとみられる。

 中国側は輸出規制について、環境問題をめぐる懸念と説明している。ハイテク製品の製造に不可欠なレアアースの生産で、中国は世界の生産量の約97%を占めている。

 新華社によると、中国の苗・工業情報相は、輸出割当量の設定は貿易保護主義ではなく、特定の国を標的にしたものでもないと語った。「WTOに訴えるという日・米・EUの決定を遺憾に感じている。中国の立場を擁護する準備を積極的に進めている」と述べた。

 

 EUは声明で「最近発表されたレアアース輸出割当量をめぐる規制はさらに厳しくなっており、誤った方向に進んでいることを示す明確な兆候」と批判。

 さらに、外国企業がレアアースに支払う額が中国の国内企業の最大2倍になっているとし、「こられ規制は中国の産業に恩恵をもたらしており、WTO協定に違反する」とした。

 また、EU・米国・メキシコがWTO提訴していた中国のレアメタル(希少金属)輸出規制について、1月に中国の敗訴が確定したことに言及し、「最近の決定にも関わらず、中国は広範な輸出規制を解除する動きを示していない」とした。

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